妊活のためにすべき5つの大事なこと

年齢と妊娠は関係あるのか?

妊活をすすめるとき、年齢との関係も理解しておく必要があります。一般的にも高齢出産はリスクが高いと言われていますが、実際に年齢と妊娠との間に関係があるのかどうかが問題です。実際、高齢になると妊娠はしにくくなります。一般的には、女性は33歳を超えると妊娠しにくくなるとされています。妊娠をしにくい人の割合も年齢が上がるにつれて増加します。25歳なら3.5%ですが、35歳になると11%に増え、40歳になると33%にまで増えて、50歳になると90%以上の人が妊娠しにくくなると言われています。また、男女共に健康な場合、35歳未満なら妊娠する確率が20~25%ですが、35~40歳になるとは10~15%に下がり、40代後半になると4%にまで低下するとも言われています。このように高齢になると妊娠が難しくなるのは、卵子が老化することや婦人病、生活主幹病のリスクが上がるからです。ただ、40歳を過ぎても妊娠出産している人はたくさんいるので、あきらめる必要はありません。

高齢出産はリスク?

次に、高齢出産に伴うリスクをご説明します。

一般的に35歳を超えて出産する場合に高齢出産と言われますが、高齢出産にはいくつかのリスクがあります。

まず、ダウン症などの先天的な障害を持つ子どもが生まれやすくなります。これは、卵子(相手が老齢の場合には精子)が老化することにとって染色体に異常が起こるケースが増えるからです。実際に、25歳の人が出産する場合、ダウン症の子どもは1351人に1人ですが、30歳の場合には909人に1人の割合、40歳の場合には112人に1人の割合でダウン症の発症率が高くなるという調査結果があります。

また、流産する割合も高まります。妊婦全体の自然流産率は10%~15%程度ですが、35歳の妊婦の場合には20%程度にまで上がるとされており、これも卵子の老化が原因です。

さらに、母体にも負担がかかります。高齢出産の場合、妊娠中に血圧が上がったり尿タンパクがおりたり、むくみの症状が出たりしやすいです。帝王切開になる可能性も上がりますし、妊娠糖尿病や甲状腺疾患、流産の原因にもなる子宮筋腫や卵巣腫瘍などになるおそれも高くなると言われています。さらに、早産や難産の確率も上がります。

常位胎盤早期剥離という症状も起こりやすくなります。これは、胎盤がはがれることですが、赤ちゃんにも妊婦にも危険があり、最悪の場合は妊婦が死亡することもあります。40代の場合、20代に比べて死亡率が20倍になるとも言われています。

日本人の平均出産年齢

日本人の平均出産年齢はどのくらいになっているのか、関心がある人も多いでしょう。2013年に行われた人口動態調査結果によると、出産が初めての人の平均出産年齢は30.4歳です。2003年には28.3歳だったものが2011年からは30代になり、今に至っているので近年、平均出産年齢は高齢化する傾向にあります。なお、二人目の平均出産年齢は32.3歳、三人目の平均出産年齢は33.4歳となっています。

何歳から高齢出産になるのか?

日本産科婦人科学会によると、35歳を過ぎて出産する場合に「高齢出産」とされています。これは、35歳を過ぎると、上記で説明した様な様々なリスクが高まるからです。

高齢でも諦めないことが大事

以上のように、高齢出産の場合には、妊娠自体が難しくなりますし、いろいろなリスクもあります。障害がある子どもができやすいと言われると、不安になる人も多いでしょう。しかし35歳以上でも妊娠できる可能性は充分にあるといえます。40歳以上で初出産して、元気な赤ちゃんを産んでいるお母さんもたくさんいます。今は晩婚化が進んでいますし、平均出産年齢も上がっていますので、自分が高齢出産だからと言って諦める必要はありません。難しい高齢出産を成功させるには信頼できる産婦人科医を探すことが大切なので、まずは良い医師と出会い、相談しながら、自分に合った妊活をすすめましょう。きっと元気な赤ちゃんを授かることができると信じて、パートナーとも協力しながら進めていくと良いでしょう。